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国立大学授業料値上げという逆行

朝晩が寒い福島伊達。保原校から代表渡邉が更新です。

お世話になっている教材会社の担当さんが来てくれました。

来年度から新しい教科書に変わるので、

教材も変更があります。

新しい教材の特徴をお話してもらうとともに、

塾側としての要望を話させてもらいました。

サンプルを見ると、

こんな英単語が使われるんだ。

こんな表現もか。

新しいものはワクワクします。

 

しかしながら、そんなワクワクが一気に冷え込む報道が。

財務省は国立大学への交付金を毎年1%ずつ減らし、

2031年までに私立大学の授業料並みにまで上げることを試算したそうです。

 

ちなみに現在の国立大学の年間授業料は約54万円。

私立大学の授業料平均は、約86万円。

多少ではあるが安い授業であるから通学できる人もいるし、

人気もあるから高い学力層を確保できるわけです。

しかし、財務省は2031年までに93万円まで上げてくるそうです。

 

人口構造の変化から社会保障費用が年々上がり、

限りある財源であるということは理解する。

しかしながら、

人口減少がおき、出生率の向上を目指しているにもかかわらず、

この政策は逆行するものではなかろうか。

子育てしやすい環境の整備こそが

出生率を高めるはずなのに。

また、国立は安い授業料であるからこそ、

優秀な人材を集めやすいのでなかろうか。

お金がなければ、進学できない環境は、

優秀な人材をみすみす逃してしまうことになりかねない。

 

個人的には、私立大学の補助金こそ削減すべきだと思うのだ。

私立大学の魅力とは、

高い授業料を払ってでも学びたいと思わせるブランド力のはず。

少子化とはいえ、自力で学生を集めることができず、

留学生ばかりの大学が

補助金という延命措置を受けて生き延びるくらいならば、

いっそのこと、補助金を減らし、その分を国立大学にあてるべきではないか。

 

もし国立大学の授業料が、0円だったら。

私立大学に流れている優秀な学生がより多く確保できるはずだ。

より優秀な学生が集まれば、

そこから生まれる社会的収益は、今までよりも多くなると思う。

 

大学に通う費用にしろ、保育園や幼稚園、学校給食など

子育てにかかる費用がかからない社会だとしたら、

少子化対策、経済対策にもなるはずです。

 

もちろん財源についても考えていかなくてはいけません。

ただにするには、どこかを削減しなければなりません。

国民的な議論は必要です。

ただ、資源がない日本にとって、

教育こそが、人材育成こそが

資源となりうるのではないかと考えます。

 

今一度、最高を願うばかりです。

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