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「いい子」の公民の授業がスタート(代表渡邉)

昼間は30度超え、夜は雨の福島伊達。梁川校から代表渡邉が更新です。

オリンピックのエンブレムがいつの間にやら変更になり

またも税金が無駄遣いされたうえに、責任の所在がはっきりしない事態が。

またかと思いがっかりします。

 

お上は「やっぱ変更ね」って言うだけ。

行政は「発注した分、邪魔になっちゃった。」てへ。

そのあおりを食うのは、発注を受ける大企業ではなく、

実際に印刷機を回す中小企業だろう。

「オリンピックの印刷任せるから」

そう言われて設備投資した中小企業もあるだろう。

また、税金を支払うも無駄な動きに翻弄される国民も被害者だろう。

誰も責任を取らず、ただ垂れ流しに血税が使われる。

死に金だわ。

 

さて、今日から受験生は公民分野の学習に入りました。

公の民としての学び、なんでしょうけれど、

私はこの授業が好きでたまりません。

 

基本的に塾で勉強している中学生は「いい子」ばかりです。

保護者様や学校の先生、そして私たち塾講師の期待にこたえようとし、

自己実現に向けて、研鑽しようとし、

社会が求める「いい子」であろうとしてるように見えるのです。

 

しかし、社会は「いい子」や性善説や理想論が通用しないことがしばしばあります。

 

私が教える公民では、時々「いい子」ではいられなくします。

人間の持つ、負の部分に目を向ける必要性があるからです。

今日の授業ですと、「高齢化」が例になるでしょうか。

「高齢化」はみんな知っているんです。

そして自分の祖父母にはいつまで元気で長生きしてほしいと思うんです。

ですが、社会の事象としての「高齢化」はいいことばかりではないのです。

「高齢化」が進むと医療費がかさむ。

今まで年金を支払っていない年代に潤沢な年金がいきわたるのに、

若い世代の塾生たちはもらえない。

「高齢化」という言葉に感情が生まれます。

「いい子」の心の中に矛盾や葛藤が渦巻くのです。

 

塾生が言いました。

「金持ちからもっと税金とればいいんだよ!」

トマピケティかと思いましたねぇ。いいですねぇ。

 

「いい子」の塾生たちは賛同するんです。

「持っている人は社会や地域に貢献すべきだ!」と。

 

私はまた投げかけます。

みんながたまたま宝くじが当たって6億円当たりました。

さて、税金大目に払って、とか、寄付して、とか言われたらするかい?

 

 

 

黙るわけです。

 

 

塾生の考えや行動に正解はありません。

大人だって意見は分かれます。

一生悩み続ける問題です。

 

塾生の学びに、感情や温度を感じる公民。

やめられません。

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